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視聴可能期間 2020年11月20日-26日

ドストエフスキーと愛に生きる

監督:ヴァディム・イェンドレイコ

スイス、ドイツ/2009/93分

山形国際ドキュメンタリー映画祭2011

(映画祭上映時タイトル『5頭の象と生きる女』)

インターナショナル・コンペティション優秀賞 市民賞

 

84歳の翻訳家スヴェトラーナ・ガイヤーが織り成す深く静かな言語の世界と、紡がれる美しい言葉たち―。ドストエフスキー文学と共に歩んだ一人の女性の数奇な半生を追ったドキュメンタリー。

高潔なる知性を鋭い眼差しに宿す老翻訳家。実直に仕事に打ち込む彼女の手には戦争の記憶が深い皺となって刻まれている。ウクライナで生まれ、第二次大戦初期にドイツへと移住し、自ら「5頭の象」と称するドストエフスキーの長編5作の翻訳によって世に知られてからも、自身の過去への問いかけは続いていた。移住後はじめて訪れた故郷への旅の中で、それはウクライナの激動の歴史となって立ち現れる。ひとりの女性が歩んだ半生にひっそりと寄りそう静謐な映像が、文学の力によって高められる人間の尊厳をたおやかに描き出す。

​協力:アップリンク

山形国際ドキュメンタリー映画祭2011 インターナショナル・コンペティション

▶︎『5頭の象と生きる女』監督のことば

▶︎ヴァディム・イェンドレイコ監督インタビュー

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